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志望動機③

【志望動機の具体例】
多角的な視点で、自分自身を深掘りして考えよう

この記事では志望動機中で具体的にどんなことを伝えればよいか、具体例とポイントをご紹介します。

志望動機の具体例

1.業界や事業内容

志望動機というと、就活生の皆さんは業界や事業内容から入る方が多いと思います。
志望先の選び方としてよくあるのは、まず興味のある業界から選び、自分が志望する企業にたどり着くケース。

なぜその業界を志望するのかを深掘りし、きっかけやエピソードを述べる

多くの方が業界地図などから自分が興味のある業界をピックアップしているのではないかと思います。
そこでぜひやっていただきたいのが「1つの業界に絞らず、関連する業界を2〜3つ見る」ということです。

なぜなら、それらの関連性や違いを見つけていくと、業界の理解が深まるからです。いくつかの違った視点から見て「なぜその業界に興味を持ったのか」を突き詰めて考えていくことができると、志望動機にも深みが出てくるはずです。

では、志望する業界の例として「食品業界」で考えてみましょう。

まずは「なぜ食品業界に興味があるのか?」を自分自身の中で深掘りして考える必要があります。
皆それぞれ、食品業界に興味を持ったきっかけや思いが何かしらあるはず。過去の経験の中での食品とのエピソードを思い返して、集めた業界の情報も踏まえて内容を考えましょう。

<strong><span class="fz-16px">例1</span></strong>
例1

食品業界に興味があるのは○○がきっかけです

きっかけは軽いものでも構いません。「絶対にこの業界!」という内容でなくてもよいので、心配しなくて大丈夫です。

POINT

なぜその企業を志望するのか、志望動機となる事業内容を述べる

食品業界に興味があり、そこから探していく中で、志望する企業に辿り着いたとします。業界に対する志望動機の次に、志望する企業に対しての志望動機を2〜3つ述べます。そのうちの1つとして、事業内容について述べるといいでしょう。

例2
例2

・中でも御社は○○に取り組まれていて~

・○○にも共感しました

同じ食品業界であっても、企業によって事業内容は異なります。その企業が行っている取り組みや、なぜその取り組みをしているのか、業界での役割なども考えながら「自分はなぜその企業を志望するのか」を伝えましょう。

企業の説明会やイベントに参加して情報収集、共感ポイントを探す

まず、入口の志望動機は1つでも構いません。
そこからさらに、説明会やイベントなどで情報を集めて「この企業に行きたい、志望したい」と思えるポイントを多角的な視点で見つけていきましょう。

複数の共感ポイントで志望動機を組み立てる

複数の共感ポイントを組み合わせて、志望動機を組み立てます。共感ポイント=「企業が自分を選んでくれる理由」となります。多角的な志望動機が組み合わさることで、その企業に対してよく理解している印象を与えることができ「一緒に働いていけそうだな」と思ってもらえる内容になります。

2.経営理念や社風、働き方やキャリアプラン

業界や事業内容について述べただけの志望動機では、他の人との差別化が難しいです。
そこでプラスしたいのが、経営理念や社風といった企業の価値観や考え方、また働き方やキャリアプランについてです。

自分が共感できるところを探し、なぜそう思ったかを深掘りして述べる


業界や事業内容だけでなく、その企業の経営理念や社風、働き方やキャリアプランにも着目して、自分が共感できるところを探しましょう。
しかし「こんな制度がある」「こんなキャリアプランがある」「こんな福利厚生がある」ということをただ並べるだけでは、志望動機としては弱いです。

「いいな」と思うポイントが見つかったら、なぜそう思ったのか、そもそもなぜ自分はそこに関心があるのか、なぜ自分もそのようにしたいのかを掘り下げて考えてみましょう。

例3
例3

○○から御社のキャリアプランと教育研修制度に魅力を感じています。
なぜなら~

志望動機は、論理的に紐づけて説明しよう

例えば、就活生で注目する方が多いキャリアプランや教育研修制度。

まずは自分の5年後や10年後の理想像(5年後、10年後こうなっていたい)を考えてみましょう。それはなぜか、またそのためにはこういうキャリアプランや教育研修制度が必要、それがこの企業にはある…というように、自分の理想像から逆算して考え、論理的に紐づけて説明できるようにしましょう。

そのためには社会のルールや世の中で起こっていること、トレンドなど情報収集も不可欠です。
これらを踏まえた上で「自分はどんな風に仕事をしていきたいか」を描き「それを実現するためにはこの企業の○○の制度が必要」というように述べることで、志望動機がもっと深まっていきます。

まとめ

志望動機の具体例をご紹介してきました。
基本的な流れとしては、まず業界に興味を持ったきっかけや志望企業の事業内容について述べます。次に、経営理念や社風、働き方やキャリアプランの面にも着目し、2〜3つの具体的な内容を盛り込みましょう。
志望動機で大切なのは、業界や企業の良いところを並べて終わるのではなく「自分はこう働きたい、将来こうなりたい。だからこの企業の○○に共感できる、自分に必要である」という自分の将来の理想像をもとに、論理的に説明すること。

これが志望動機をより深いものにし、他の人との差別化につながるポイントです。
志望動機をもっとブラッシュアップするにはどうしたらいいかなど、志望動機の作り方についてもっと詳しく、別の記事や動画でご紹介しているのでぜひご覧ください。



この続きは「志望動機③ 志望動機をレベルアップするには」で解説します。

動画ではもっと詳しい内容を視聴できます!こちらからご覧ください。

この記事を書いた人


本多 夏帆 (ほんだ なつほ)

中央大学法学部法律学科卒業後、不動産系ベンチャー企業へ入社。社会保険労務士の母と働くという意志から退社自らも行政書士資格を取得開業。
25歳で、Breath行政書士事務所設立。塾講師経験を活かし、就活生へのアドバイスや採用コンサルタントなどキャリア系の業務も開始

出産を経て子育てと仕事の両立を実現するために、子供と使えるコワーキングスペースを創業。
資格/行政書士

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