【ガクチカ①】
本記事では、「ガクチカ」って何だろう?
「ガクチカ」を作る前に考えるべきこととは?などを解説していきます。
「ガクチカでは、どのようにエピソードを作成すればいい?」「ガクチカの書き方がわからなくてもエントリーシートは通過する?」「自己PRとガクチカって一緒でいいの?」このように、ガクチカを作ろうとしても、具体的な書き方がわからず悩んでいる方もいるでしょう。
ガクチカとは、就職活動、特に新卒者の企業選考において、「三大質問(設問)」の一つと言われ、企業あるいは面接官から必ずと言っていいほど質問されることの一つです。
簡単に言えば、企業あるいは面接官が「自社に入社させるのに値する人物か否かを判断する指標」の一部だということです。企業は入社させる人物を決定するにあたり、学生や求職者が「自社にとって有益な人物であるか」を重視するため、入社を希望する企業の業績への貢献や企業文化、社内雰囲気にフィットしているかを第一に考えながら、就職対策をすることが重要になるのです。
「ガクチカ」を正しく理解して取り組めば、就職活動の成功が期待できます。
そこで本記事では、人材コンサルティングやキャリアコンサルティングで多くの企業や期学生、求職者を支援し、成果を挙げてきた著者が、「ガクチカ」の重要な考え方から、作り方、必要な要素まで初心者でもわかるように徹底解説していきます。
そもそもガクチカって、ナニ?
就職活動を始めるとこれまで聞いたこともないような言葉を耳にします。
「ガクチカ」もその一つではないでしょうか?この「ガクチカ」とは一体、何なのでしょうか?
少しでも就職活動を進めているひとであれば、「あっ、あれだな」と思いつくでしょうが、これから始めようという人にとってはなんのことだかわからないと思います。
「ガクチカ」とは、就職活動において「エントリーシート」や「面接」の中で、「学生時代に力を入れたことは何ですか?」と質問される項目を略した言い方のことです。
また、「ガクチカ」は、企業や面接官によっては、訊き方が異なる場合があります。
など、など…。
言い回しは違えども、企業や面接官が質問してきていることはすべて「ガクチカ」、つまり「学生時代に何に力を入れてきたの?」と聞いてきているのです。一部の学生では、質問をテンプレートとして覚えてしまっているため、言い回しが変わると回答できないという方がいらっしゃいます。言い方、言い回しが違っていても、質問内容は一緒ですから、焦らずに回答するようにしましょう。
ガクチカとは、「学生時代に力を入れてきたこと」
面接官は、なぜ「ガクチカ」を訊いてくるのだろう?
さて、次回からガクチカについて作り方のポイントなどをお伝えしていきますが、その前に、企業や面接官が、なぜこの「ガクチカ」を質問してくるのか?という点を意識しなければなりません。
前述したように、就職活動を始める学生の一部には、面接官の質問において「質問集」を作り、事前に回答例を準備しておく、という方もいます。質問をテンプレートとして覚えてしまうという方もいます。この方法が良いとか悪いというわけではなく、就職活動では決まりきった方法やフレーム、テンプレートが存在するわけではありません。想定外のことが常に起こります。ですから、就職活動中に意識すべきことは、「なぜなのか?」を考え続けることが大事です。
なぜならば、企業や面接官の言動や行動には必ず「意図(目的、理由)」が存在するはずです。闇雲に質問をしてきたり、何回も面接を重ねてきたり、あるいはプレッシャーを与えるような質問(俗に言う「圧迫面接」)をしてきたりするのには、なにか「意図(目的、理由)」があるはずだからです。
そう考えると、「ガクチカ」を質問してくるのには、何か意図が存在する。つまり、企業や面接官は「ガクチカ」からあなたの何かを知りたがっている、だから質問してくるわけです。それは一体何なのでしょうか?この点をしっかりと考えなければ、準備をすることもできませんし、エントリーシートや面接で答えることもできません。
ぜひ、一度、考えてみてください。
なぜ、面接官が「ガクチカ」を訊いてくるのか、考えましょう!
今回は、「ガクチカ」とは何かを中心にお伝えしてきました。次回から、何回かに分けてガクチカの作り方やコツ、ポイントをお伝えしていきますので、楽しみにしていてください。
動画ではもっと詳しい内容を視聴できます!こちらからご覧ください。
この記事を書いた人
佐藤 洋介 (さとう ようすけ)
人材サービス業界歴20年以上。企業に対する人材コンサルティングを手掛ける。これまで学生、社会人問わず就職相談実績1万人以上。面接官として面接してきた人数2万人以上。
資格/国家資格キャリアコンサルタント、エニアグラムファシテーター
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