【ES書き方全般 講座⑤】
“自己表現の題材&まとめ”
この記事は、就活の自己表現における題材探しのヒントについて解説したものです。
題材への誤解
「これといった題材が無い…。」
これは、就職活動における応募書類作成時に学生のみなさんからよく聞かれる言葉です。
しかし、本当に無いのでしょうか。
自己表現の題材、エピソードというと「他の学生は留学など、大きなことを経験している」「自分は地味な学生生活を送っているから」という言葉が返ってきます。
題材が無い人はいないはずです。また、採用担当者は、華やかで派手に見える題材やエピソードを求めているわけではありません。
採用担当者が知りたいのはその人の行動特性や人柄です。
以下にまとめます。
- 企業は特別な体験や華々しい体験を求めていない
- 企業が知りたいのは、日々の学生生活から見えてくるその人の資質や人柄(行動特性)
題材のヒント
1で述べたように、題材が無い人はいませんが、ここでは今一度自分自身の経験を振り返り、題材を掘り起こすヒントにして頂きたいと思います。
コロナ禍の制約がある中、自分自身が頑張ったことに目を向けてみる
- 1意識変化
- 2目標設定
- 3工夫&努力
- 4実行
- 5振り返り&改善
- 6再度実行
- 7成長
- 8次の挑戦
ターニングポイントになった過去の出来事に目を向けて見る
過去(高校時代など)の出来事を振り返り現在の自分の何に活かされているかに繋げる
学業こを題材になるということを忘れていないか
特に力を注いだ科目への取り組みを具体化させてみる。得意、不得意の問題ではない!!
その取り組みにこそ、自分らしさが出ているはず。
書き方講座のまとめ
ここまで、5回に渡り、応募書類の書き方ポイントを解説してきました。
もうみなさんは応募書類は「書かせられるもの」という受け身の感覚は払拭してくださっていると思います。応募書類とは自分がいきいきと働ける職場に出会うために書くものだと捉えると、その取り組み方から違ってきますね。
そして、応募書類でしっかりと自己分析ができていると、面接でも堂々と「口頭でのプレゼンテーション」ができるようになります。
つまり、応募書類での自己表現は、就職活動の基盤になるということなのです。
▼応募書類は、いきいきと自分らしく働ける職場に出会うために書く企業との
「プレゼンテーション・コミュニケーション」
面接の場面で、面接官に堂々とプレゼンテーションをするための「プレゼンテーション・シート」でもあります。
▼応募書類は、就職活動の中で、唯一事前準備ができるもの!
事前に十分に練って準備ができるのが応募書類。このことを意外と忘れがちですね。
ぜひ、この学生には、一度会って話を直接聞いてみたいと思わせる応募書類に仕上げましょう!
動画ではもっと詳しい内容を視聴できます!こちらからご覧ください。
この記事を書いた人
美土路 雅子 (みどろ まさこ)
役員秘書、人材育成、採用担当を経て、企業研修、大学等での就活支援に従事。学生のエントリーシート、小論文添削、面接対策を長年指導。
著書/『マイナビオフィシャル就活 BOOK「要点マスター就活マナー」』他
資格/国家資格キャリアコンサルタント、TA(交流分析)インストラクター、秘書技能検定 1 級、ビジネス文書検定 1 級、サービス接遇検定 1 級 他
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