【ES書き方全般 講座②】
STEP 1”コミュニケーション”を考える
この記事は、応募書類における具体的な書き方のポイントを解説したものです。
好印象を与える応募書類:3つのポイント
全ての項目を丁寧かつ適切な大きさ、分量で書かれている
今回のポイントはここです!!
書類の第一印象として重要です。
また、一つひとつの項目には意味があります。
記入が必要な部分は、すべてしっかりと記入しましょう。
具体的に書いている
講座①でお伝えしたように、具体的に書かれていると、
「書いた人の人物像がイメージできる」⇒「親近感を覚える(=距離が縮まる)」⇒「直接、面接で会ってみたくなる」
という好循環を生みます。
質問の意図を理解した上で書いている
質問の文言だけをとらえて答えるのではなく、この質問から何を感じ取ろうとしているか、という
「ちょっと想像力を働かせる」ことをやってみましょう。
この意識は、相手の意図を汲み取るということでもあり、今後の学生時代はもちろん、社会人になってからも重要な意識なのです。
具体定期な表現の仕方
応募書類(履歴書、自己紹介書、エントリーシート)のフォーマットの設計は、企業に よって異なります。みなさんは応募書類というと、いわゆる就活の三大質問といわれる「自己PR」、「学生時代に力を入れたこと」、「志望動機」などの少し長い文章を書くイメージが強いかも知れません。
もちろん、この三大質問は重要な自己表現ですが、「得意科目」や「趣味」などの少し小さいスペースで設計されている質問もしっかりと記入することが重要です。これらは「プロフィール」とも呼ばれますが、三大質問も含め、全ての質問を大切にとらえ、記入するようにしましょう。
ここでは、このようなプロフィール部分の書き方ポイントを押さえておきましょう。
例)1 「得意な科目・分野」
よくある質問(項目)ですが、この質問に対し「国語」、「社会」、「体育」などと高校時代までの科目と思われるような科目名を記入するケースがあります。
みなさんが採用担当者だったらどのような印象を受けるでしょうか?せっかく現在、専門性のある学部、学科に所属しているのですから、ぜひ、自分の専門領域の中から得意科目、分野をピックアップするとアピール度がぐっと上がることがお分かりいただけると思います。
また、「自分は得意な科目が無いから」と未記入のまま提出することも大変もったいないことです。そのような場合は、得意科目でなくてもよいので「一生懸命に取り組んでいる科目」を記入してみましょう。以下にまとめます。
- 自分が現在の専門分野(学部・学科・コース)の中から選び記入することをおすすめ
- 得意科目が無くても、自分自身が頑張って取り組んでいる科目でもよい
- 文章構成例:科目の概要+気付きや面白み
例)2 「趣味・特技」
これもよくある質問(項目)です。もちろん仕事に繋げた書き方でもOKですが、この質問は、その学生の背景を知るためのものだととらえましょう。
したがって、あまり飾らずに正直に記入するとよいですね。
休日はどのような時間の過ごし方をしているのか、オン(仕事)とオフ(プライベート)の切り替えがうまくできそうな人か、などが採用担当者に伝わる質問でもありますが、少し肩の力を抜いて自分らしさを伝える気持ちで記入するとよいですね。
ただし、単語を並べるだけの書き方は雑な印象を与えてしまいますので、あくまでも丁寧に表現しましょう。
以下にまとめます。
「サッカー、映画鑑賞、ゲーム」→単語のみはNGです!
「小学校3年生から始め、中学校、高校の6年間はサッカー漬けの日々でしたが、仲間と磨き合った経験は自分にとって大変貴重なものになりました。」
「旅行が趣味です。その土地ならではの景色、人、食べ物との出会いがあり、自分の価値を広げてくれます。」→誰にでも書ける内容がNGです!
「旅行が好きです。海外旅行も好きですが、最近は国内旅行をよくします。大学2年時に○○県の△△で食べた××は本当に美味しく友人にも紹介しました。」
応募書類上の一つひとつの質問に対して、いかに丁寧に具体的に記入するかが大事だということをご理解いただけたと思います。
この続きは 「書き方全般講座③ 具体的な書き方 STEP 2」で解説します。
動画ではもっと詳しい内容を視聴できます!こちらからご覧ください。
この記事を書いた人
美土路 雅子 (みどろ まさこ)
役員秘書、人材育成、採用担当を経て、企業研修、大学等での就活支援に従事。学生のエントリーシート、小論文添削、面接対策を長年指導。
著書/『マイナビオフィシャル就活 BOOK「要点マスター就活マナー」』他
資格/国家資格キャリアコンサルタント、TA(交流分析)インストラクター、秘書技能検定 1 級、ビジネス文書検定 1 級、サービス接遇検定 1 級 他
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